積み立てNISAの移管手続きしてましょう

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皆さんは、積み立てNISAを利用していますか?

つみたてNISAをとりあえず始めて、運用していたものの、そのうち、つみたてNISAの金融機関を変更したいと思ったことはないでしょうか?

つみたてNISAを利用しようと思った時、知識もまだ浅かったのですがとりあえず早くはじめた方がいいと思っって始めました。

知識が浅かったために、相談できるところがよいと思い、窓口のある銀行で開設したのですが、いろいろと知識が深まるにつれ、金融機関を変更したいと思うようになりました。

つみたてNISAってなに?

つみたてNISAとは、毎年40万円を上限に最長20年間、投資信託の購入で得た利益にかかる税金が非課税になる制度です。
NISA口座は原則1口座しか開設できません。

金融機関を変更し、旧の口座で運用を続ける場合においては、複数の口座を持つことになりますが、それは可能です。

金融機関は変更ができるの?

結論からずばり、できます!

2015年から年に1回に限り、金融機関の乗り換えができるようになりました。

手間もかかりますし、毎年金融機関を変更することにメリットがあるとは考えにくいので、現実的ではない話になりますが、

2020年はA銀行、2021年はB証券、2022年はC銀行

と、金融機関を変更することが可能ということです。

変更にあたり、注意する点は?

注意点としては、金融機関を変更できる時期です。

その年にNISA枠を利用して投資を行ったかどうかによって変更できる時期が異なってきます。

たとえば

2020年の時点で、2020年分のNISA口座を別の金融機関に変更したい場合、1月以降一度もNISAを利用していなければ、2020年9月までに変更を申し出ることで、口座を変更をすることは可能です。

ですが、1月以降すでにNISA枠を利用していた場合、2020年分のNISA口座の変更をすることはできません。

その場合は、

翌年2021年分以降のNISA口座から変更が可能ということになります。2021年分の口座変更は、2020年10月から2021年9月までになります。

(例えば)2021年分から金融機関変更手続きをしたい場合、年を越して、翌年のNISA枠を利用してしまうと、変更手続きがさらに翌年(2022年から)ということになってしまいますので、2020年10月~12月中に手続きを終了させ、2021年1月からは新しいし金融機関で、NISAを始めるのがよいでしょう。

 

金融機関変更手続きって難しい??その手順は?

STEP①
現在利用している、金融機関に連絡し、「勘定廃止通知書」もしくは「非課税口座廃止通知書」を取得する。
その際に、いままで積み立てた投資信託について、保有するか売却するかを検討する。※重要な書類となりますので、原本を無くさないようにしましょう。

STEP②
新しく開設したい、金融機関へ、NISA口座書類を請求する。
STEP③
届いた書類に必要事項を記入し、「勘定廃止通知書」と「マイナンバー通知届出書」を同封し、返送する。
STEP④
税務署での審査(1~2週間程度)
STEP⑤
開設終了

 

金融機関の変更を検討する理由とは?

金融機関の変更を検討する理由は、以下の理由が大半かと思います。

★対象銘柄のラインナップ

★手数料が安い

★ネット証券に変更するのであれば、ポイントの還元等の特典がある

手続きの手間はかかりますが、金融機関を変更したいと思った時は、手順を踏んで、変更手続きを行いましょう。

今まで購入してきた積み立てNISAはどうする?

変更前の金融機関で積み立てNISAで購入したものは、新しい金融機関へ移すことはできません。

選択①
そのまま、保有し続ける。

選択②
売却する。

選択①の保有する場合、旧金融機関において、積み立てした年から20年間はNISA口座預かりのまま、運用することができます。

 

【例】
2020年に投資した分は2039年まで非課税運用

2021年に投資した分は2040年まで非課税運用。

旧金融機関で投資してきた分は、変更してもすぐに売却する必要はありません。
慌てて売却する必要はないので、よく検討しましょう。

まとめとポイント

  1. 変更前の金融機関で廃止手続きを行い、変更後の金融機関で開設手続きをする。
  2. 変更前の金融機関のつみたてで購入した商品は、変更後の金融機関へ移すことはできない。そのまま保有し続けるor売却する
  3. NISA口座の利用は年単位で決まるので、変更手続き時期に注意する。

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